理事長メッセージ

 

 

 

 

 

 名島 由紀子(初代理事長)

 

1997年に「たかつきCAP」を設立しました。当時、高槻にはCAPの養成講座を受けたスペシャリストが7人いました。子どもに関わる仕事(教員等)やボランティア活動、PTA活動、そして親である人達が、暴力をテーマにしたCAPプログラムを子ども達に届けたいと熱望していました。その思いや理由を語り合い、トレーニングを重ね、学びを深め、学校や保育所、保育園、幼稚園、支援学校、支援学級、児童養護施設へと活動を広げていきました。その間メンバーも増え、活動の広がりとともに2001年に「CAPみしま・大阪」と名前を変え、高槻市を拠点に茨木市、吹田市、枚方市、大東市、奈良県桜井市などで活動をするようになりました。

 

 昨今メディアでクローズアップされている子どもへの暴力に不安が広がり、ますます組織化される社会状況です。これは私達にとっても、居心地が悪く、無気力になりがちな要因になっています。CAPの「安心・自信・自由」の心の権利を自覚することこそが、内なる人権文化を育てることと信じ、不安から希望につながるよう取り組んできました。

 

 20年が経過して、いろいろな困難を乗り越えながらCAPプログラムを提供し続けてきました。これからも一人でも多くの子ども達にCAPを届けられるようその場を広げたいと考えています。

 

 この度、特定非営利活動法人格(NPO)を取得し「すべての子ども達にCAPを!」の願いをもって、子どもと共に自らを大切な存在に思える社会を目指していきます。